円が対ドル、対クロス通貨で急伸。事前予想を上回り米貿易赤字が過去最大規模に悪化したことも円の上げ幅を拡大させた。円は対ドルで120円近辺から一時116円台後半まで急騰。対EURでも140円台後半、GBP、AUDやNZD等高金利通貨でも続伸。これまでの急激な円安の調整となった。米利上げ終了時期が近づいていることでドルの下落が更に進むのか、EUR相場の動向に注目。昨日の円高も円安ピッチの調整にとどまり、金利差を背景に緩やかな円安基調が継続する展開を見込む。117-120円程度のレンジを想定し、米金利やドル相場の動向を注視したい。